20年東京五輪招致を巡る贈賄疑惑でフランス司法当局から容疑者として捜査を開始された元招致委理事長の日本オリンピック委員会(JOC)竹田恒和会長(71)が16日、都内で取材に応じ、質疑を伴う会見の再設定について「考えていない」と述べた。

シンガポール地裁がこの日、同国汚職捜査局に虚偽の説明をした罪で、招致委が契約したコンサルタント会社の元代表タン・トンハン被告(36)に対し、禁錮1週間の有罪判決を言い渡した事実について聞かれ「聞いていない」と語った。

竹田氏はこの日、理事を務める日本スポーツ協会の理事会に出席し、次期理事候補者として承認された。