自民党は9日、東京都千代田区の党本部で党員らに被災地の食材などを使ったメニューを振る舞う、党大会前日恒例の「自民党屋台村」を、開催した。

例年なら、敷地内の駐車場に屋台を複数設置。党幹部が料理に腕をふるうこともあるが、今年は東京23区内に大雪の恐れがあったことから、会場を党本部内の食堂に変更して、開催した。

今年は12年に1度、春の統一地方選、夏の参院選が重なる「亥(い)年選挙」を控えるだけに、「験担ぎ」のメニューとして、党食堂のシェフがこしらえたカツ丼と、「とんとん拍子」を意識した豚汁が供された。また、2025年の大阪・関西万博開催を記念して、大阪名物のたこ焼きやきつねうどんも振る舞われた。

法被を着た二階俊博幹事長や岸田文雄政調会長、加藤勝信総務会長、三原じゅん子女性局長ら幹部が来場。選挙の勝利に向けて、党員とともに豚汁やうどんを賞味した。二階氏は「味は最高」と述べ、早くも「験担ぎ」に、余念がなかった。