株式投資で30万円を1億円にした元サラリーマンのマル秘テクニックの第4弾です。元手が少なくても、一発当たれば、大もうけできるテクニックもあります。

株式を売買するタイミングは大きく分けて2つの方法があります。株価が安くなったところで買い、高くなったところで売る「逆張り」と、株価が高くなったところで買い、さらに高くなったところで売る「順張り」です。

個人投資家の多くは「逆張り」です。安く買って高く売るというのはもうけの常識ですし、勝率も高く安定しているため、もうけた感を味わいやすいのです。しかしながら大きな欠点があって、負けた時にその額が大きくなりやすいことです。いわゆるコツコツドッカーンですね。勝率が高くてもなかなかお金が増えないのです。

一方で「順張り」は高いところで買うという行為が理解されにくく、勝率が低く、勝てる時期がまだらになることから個人投資家には人気がありません。しかしながら大きな利点があってもうけた時にその額が大きくなりやすいことです。普段はちょっとずつお金が減るのですけれど、ある時、大当たりで一気にお金が増えます。

「逆張り」と「順張り」それぞれ利点と欠点があるため、どちらが優れているというわけではありませんが、向き不向きがあります。ある程度のお金持ちであればコツコツで十分なので「逆張り」が有効で、お金があまりないのなら一発の当たりが大きい「順張り」が有効です。

絶対にやめた方がいいのは、お金がないのに全力で「逆張り」をすること。ドッカーンで一発退場しやすいのです。自分もそうですが夢がある「順張り」をオススメします。

◆夕凪(ゆうなぎ) 1967年(昭42)、新潟県生まれ。電気通信大卒。大手IT企業に勤めながら04年に30万円から始めた投資資金で億超えを達成。12年に退職し、専業投資家の道を選ぶ。「イベント投資」の名付け親。ツイッターのアカウント「夕凪」で投資情報を随時更新中。著書に「スタバ株は1月に買え!」(東洋経済新報社)。