東京都の小池百合子知事は2日、16年8月2日の就任から丸3年を迎えた。1期目の任期は、20年東京五輪開催中の来年7月30日までで、残り1年を切った。五輪開会式の7月24日は任期中だが、閉会式の8月9日に知事でいるには再選が前提。ただ小池氏は再選出馬に言及をしていない。
2日の会見では「これからの1年は、20年大会はもちろん、2040年まで遠くを見据え、今後あるべき東京の姿をしっかり描いていきたい」と、東京の将来像策定に意欲を示した。2期目への思いを問われると「今課せられているミッションを重ねることが、いちばん大きな役割」とはぐらかしつつ「長期ビジョンを描き、流れが見えるようにしていくことが今の私の仕事」と、「次」を意識したような言葉もあった。
都政関係者は「知事は、パラリンピック成功への思いが強い。(20年8月25日開会式の)大会に知事としてかかわるには、再選が大前提」と話す。
鍵を握るのは自民党だ。前回都知事選は、小池氏と激突して惨敗。都政運営をめぐる都議会自民党や東京都連と小池氏の亀裂は、今も深い。都連は、独自候補擁立を目指して6月に選考委員会も設けたが、選考はこれから。小池氏と近い二階敏博幹事長は、再選出馬なら支持を明言した。先月の参院選東京選挙区で、約114万票で3選された丸川珠代元五輪相に「切り札」への期待もあるが、独特の勝負勘で「追い込まれるほど強い」とされる小池氏に勝てるかは見通せない。
次の都知事選日程は来年6月30日~7月29日の見通しだが、6月はすでに聖火リレーも終盤。五輪一色の時期に、現職知事をめぐる「激突型選挙」が果たして盛り上がるかどうかも、不透明だ。【中山知子】

