政府が、今年4月の「桜を見る会」の招待者名簿に関し、5月の廃棄から約5カ月後の10月28日に、文書保存基準に関する「内規」を変更していたことが23日、分かった。

文書保存対象を「行事等の案内の発送等」に変え、保存期間を1年未満としていた。変更は、「しんぶん赤旗 日曜版」が安倍晋三首相による私物化疑惑を報じた約2週間後。内閣府は、曖昧だった基準を明確にしたとするが、野党は「追及をかわすため後付けで規定を補強した」と反発している。内閣府が野党に示した公文書管理に関する資料で判明。18年3月以前は「行事等の名簿」が対象で保存期間は1年だったが、18年4月に1年未満に変わっている。