小泉進次郎環境相は1日の記者会見で、新型コロナウイルス感染のリスクと背中合わせでごみ収集に当たる作業員に謝意を示すため、家庭から出すごみ袋に感謝の言葉などを書こうと呼びかけたアイデアに、インターネット上で批判の声も出ていると指摘され「ゴミ袋に『ありがとう』と書くことは、何ら否定されることではない」と、反論した。

進次郎氏は先月28日の会見で、このアイデアを披露したが、賛否両論の声が出ている。

そんな動きを踏まえて、進次郎氏は「何かを言えば、何か言われることは覚悟しながら、発信すべきは発信したらいいと思う」と持論を述べ「批判がある方は、その(感謝の)言葉の代わりの言葉を書いていただければ」と、訴えた。

自身の真意として「ごみを回収してもらうことは、当たり前と思われている。これだけ(感染の)リスクがある中で、活動していただくことに対し、社会全体でなかなか感謝を伝える機会はなかったと思う。まさに今こそ、現場で働いている方に伝える機会ではないか」と主張。「批判の声だけではなく、私もやろうという声も出ている」とした上で「袋をしっかりしばってもらったり、分別を適切にしてもらうことで、少しでも作業員の方の感染リスクが下がるよう、ご協力をいただきたい」と、国民に要請した。

「私もゴミ出しをする際には、毎回書いている。いろんな反応が出るのは、いいのではないか。それを含めてできることはやりたい」と、述べた。