任期満了に伴う東京都知事選(7月5日投開票)が18日、告示され、午前11時半現在で現職の小池百合子氏(67)と新人17人の計18人が立候補を届け出た。

再選を目指す小池氏はまず、オンライン上で「第一声」動画を公開。勝負カラーの薄緑色のジャケット姿で「都民ファーストの都政、情報公開の徹底、賢い支出。これらを柱とする東京大改革は着実に進行しています」と、1期目の成果を強調。「『東京の未来は都民と決める』をスローガンとして、都民ファーストの視点での行財政改革、構造改革を進める。都民の未来を守るために、私は闘い続けます。一緒に『新しい東京』をつくりましょう」と訴えた。現職らしく「新型コロナウイルス感染拡大防止にご協力くださり、ありがとうございます」と、コロナ対策協力への感謝も口にした。

小池氏はこの後、都庁内で取材にも応じ「東京都知事現職、小池百合子、東京都知事選第一声を行わせていただきます」と、あらためて表明。「都民の、都民による、都民のための東京都政」を確立すると述べたほか、延期された東京オリンピック(五輪)・パラリンピックについて「課題がたくさんある」とした上で、関係者間で連携を進めるとした。

れいわ新選組の山本太郎代表(45)、元日弁連会長宇都宮健児氏(73)、元熊本県副知事小野泰輔氏(46)、NHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)らも、立候補を届け出た。