立憲民主党の辻元清美副代表は、国会審議などで激しく対立した安倍晋三前首相と、国会内で偶然すれ違った際、安倍氏から言葉をかけられたことを、自身のツイッターで明かした。

辻元氏は6日の投稿で、議員会館の廊下で安倍前首相と「バッタリ遭遇」したとした上で「『お疲れ様でした』と声をかけ、『あれだけ激しくやりあったので、寂しいですね』」と、首相を辞任した安倍氏に言葉をかけ、ねぎらったと明かした。

すると、安倍氏は「次は菅さんとやってください」と、菅義偉首相の名前を出して苦笑いしたという。

辻元氏は「安倍さん、なんだかサバサバしてたなぁ」と、感想を記した。

辻元氏はこれまで287回国会で質問に立ち、歴代首相の「天敵」として知られる。安倍氏とも「桜を見る会」の問題などで、衆院予算委員会で激しくやり合った。今年2月には、辻元氏の質問にキレた安倍氏が「意味のない質問だよ」と逆ギレしてやじを飛ばし、謝罪に追い込まれたこともある。