年末の風物詩「現代用語の基礎知識選 2020ユーキャン新語・流行語大賞」が1日発表され、「3密」に決定した。トップ10は「愛の不時着」、「あつ森(あつまれ どうぶつの森)」、「アベノマスク」、「アマビエ」、「オンライン○○」、「鬼滅(きめつ)の刃」、「GoTo キャンペーン」、「リモート」、「ソロキャンプ」、「フワちゃん」となった。

 ◇   ◇   

▽受賞語 「ソロキャンプ」

▽受賞者 ヒロシ

▽受賞理由 すべてのものがインターネットとつながり、世の中が便利になっていく一方、その真反対をいくキャンプがここ数年、盛り上がりをみせている。今年、コロナ禍で遠出はしにくいが、3密を気にしなくていいということからキャンプが再認識され、多くの人がキャンプ場に足を運び、キャンプ生活を楽しんだ。そんな中、ひとりでキャンプを楽しむソロキャンプが注目を集めた。自分1人だからこそ味わえる自由さや解放感、効率や便利さではなく、自然との一体感を大切にし、気持ちの満足を求める人が多かったのだ。その半面、自然を満喫したいけれど、荷物も重いし、準備も後片付けも大変とキャンプに二の足を踏む人たちには、グランピングというぜいたくなキャンプも広がった。ソロキャンプは一時的な流行にとどまらず、一般的なレジャーとして定着しつつある。