米歌手レディー・ガガ(34)が、20日(日本時間21日)に米首都ワシントンDCの連邦議会議事堂で行われた、ジョー・バイデン大統領(78)の就任式で国歌独唱を披露した。

平和的な政権移行を願うメッセージとして、平和を象徴する金色のハトのブローチを胸元にあしらった衣装で登場したガガは、力強い歌声で会場を魅了。就任式に先立ち「アメリカ国民のために国歌を歌うことは名誉なことです。第45代大統領から第46代大統領に交代する移行、変化の瞬間に歌うことは、私にとって大きな意味がある。この土地に住むすべての人のために心を込めて歌います」と、SNSでコメントした。

式典ではガガの独唱に続き、白いパンツルックに身を包んだ歌手ジェニファー・ロペス(51)も登場。歌手ウディ・ガスリーさんが1940年に発表した名曲「ディス・ランド・イズ・ユア・ランド(わが祖国)」と、米愛国家「アメリカ・ザ・ビューティフル」を披露した。

プエルトリコ系のロペスは終盤にスペイン語で「万民のための自由と正義を」と叫び、自身のヒット曲のタイトルである「レッツ・ゲット・ラウド!(大騒ぎしよう)」とリズムに乗せて歌い、バイデン氏の大統領誕生を祝った。

大役を終えたロペスは式典後、議事堂をバックに婚約者の元ニューヨーク・ヤンキースの主砲アレックス・ロドリゲスとのツーショット写真などをSNSに投稿している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)