新型コロナウイルスに自身も感染した立憲民主党の小川淳也衆院議員が25日、闘病体験を引き合いに政府を追及した。

コロナウイルス対策や経済対策など盛り込んだ本年度第3次補正予算案を審議する衆院予算委員会がスタート。小川氏は質疑で国会議員9人目の感染者となった石原伸晃元幹事長の事例を引き合いに政府与党のコロナ対策に関する危機管理の甘さなどを厳しく指摘した。

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質疑冒頭、小川氏は菅首相の健康状態を気遣う口調でジャブを放った。「総理、せきが止まらないとか、せき込むとかの報道が散見されます。今朝も朝から、ちょっと声のかすれが気になる。体調はいかがですか」と切り出した。菅氏は「ご心配いただいて、ありがとうございます。のどが痛くて声が出ないだけで、いたって大丈夫です」と答えた。これに対して小川氏は「(安倍晋三)前総理のこともございますし、想像以上のストレス、プレッシャー、重圧だと思います。くれぐれも、ご自愛いただきたいと思います」と、体調不良を理由に辞任した安倍氏を引き合いにけん制した。