元タレントの森下千里氏(39)が27日、仙台市で行われた自民党の宮城県連総務会で衆院宮城5区(石巻市、東松島市など)候補となる第5支部の新支部長就任を正式承認された。29日に県連会長の西村明宏衆院議員らとともに党本部を訪れて正式申請する。宮城5区の現職は立憲民主党の安住淳国対委員長。

森下氏は東日本大震災の被災地での炊き出しや、チャリティーなどに参加した経験から「1人でも多くの方にお会いして、いろんな方の意見を聞いて、自分なりに吸収してフィードバックしたい」と復興へ尽力する意気込みを語った。4月上旬に石巻市に移住し、本格的に活動するとしている。

また、26日に都内で開かれた河村建夫元官房長官のパーティーで、女性蔑視発言で東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の会長を2月に引責辞任した森喜朗元首相が河村氏の事務所のベテラン女性スタッフに触れ「女性というには、あまりにもお年だ」と発言したことについては「残念なんですが、詳しく聞いていなかったので慎重にご意見をさせていただきたい」と、明言を避けた。

党内では「選択的夫婦別姓制度」について意見が分かれているが「私は正直、結婚をまだしていないので、旦那さんの名字になってみたいな。それによって障害も感じていません。私も元芸名の通称名でも普通に暮らせている」と否定的な見解を示した。【大上悟】