新型コロナウイルス感染拡大などの影響で、沖縄県糸満市にある「ひめゆり平和祈念資料館」の経営が悪化していることが分かった。

ひめゆり学徒隊に関する展示資料館「ひめゆり平和祈念資料館」の公式ツイッターアカウントは6日、「感染症による影響の長期化で、当館は経営上の危機に直面しています。昨年度は入館者が前年比86%減となりました」と窮状を明かした。「民間で、入館料収入によって運営してきた当館にとって大変苦しい状況となりました」として、「どうかご無理のない範囲でご寄付いただけますと幸いです」と呼びかけた。

そして「経済的に厳しい状況は私たちだけではありません。このようななか、ご寄付のお願いをするのは心苦しいことですが、私たちは、資料館という場所を大切に、当館の活動を継続したいと考えています」としている。