藤沢里菜女流立葵杯(22)が挑戦者の上野愛咲美女流棋聖(19)に先勝して迎えた、囲碁の第8期会津中央病院・女流立葵杯挑戦手合3番勝負第2局が19日、福島県会津若松市「今昔亭」で打たれた。

午前9時から始まった対局は、午後4時3分、219手までで黒番(先手)藤沢が中押し勝ちした。18日、同所で行われた第1局に続いて連勝してタイトルを防衛し、優勝賞金700万円を獲得した。

終局後に行われた表彰式では、「運良く勝って防衛できて、自信がついた。大好きな会津も堪能できた」と謝辞を述べた。

今期で5年連続6回目の獲得となった藤沢は、「名誉女流立葵杯」を名乗る資格を得た。自身初でもあり、このタイトル戦では初の名誉称号有資格者となった。

名誉称号は、同一タイトルを連続5期または通算10期獲得した棋士が、現役で60歳以上になった時か、引退時に名乗ることができる。