全国で39の温泉旅館・温浴施設を運営する大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツは23日、今年9月5日に「東京お台場 大江戸温泉物語」の営業を終了し、閉館することを発表した。

同施設は、江戸情緒の中でゆったりと温泉を楽しむことができるテーマパークとして03年3月に開業。芸能イベントなども開催される施設で、今年4月には4人組男性歌謡グループ「純烈」が1年2カ月ぶりに有観客ライブを行っている。

閉館理由について同社は「東京都との事業用定期借地権設定契約が2021年12月に期限を迎えるため、閉館することとなりました」とし、「営業を継続するための様々な方策を検討し、また模索してまいりました。しかしながら、契約締結当時の借地借家法では、契約の最長期間は20年で延長が認められておらず、誠に残念ながら再契約も叶わなかったため、建物を解体撤去し更地にしたうえで土地を返還する必要があることから、9月5日をもちまして、営業を終了させていただくこととなりました」と説明している。

そして「今後も、全国で運営する38の温泉旅館・温浴施設を通じ、より多くのお客様へ心地よい温泉と美味しいバイキング料理、そしてかけがえのない思い出をお届けできますよう、日々努力して参ります」とし、「閉館日までのイベントや販売済みの前売入場券等の取り扱いにつきましては、後日当社ホームページでご案内申し上げます。お客様及び関係者の皆様からのこれまでのご支援・ご声援には感謝の言葉もございません。最終営業日まで何卒よろしくお願い申し上げます」と結んでいる。