横浜市長選が22日に投開票され、山中竹春氏(48=無所属)の当選が確実となり、元長野県知事で作家の田中康夫氏(65=無所属)は及ばなかった。

結果を受け止め「横浜、日本の閉塞(へいそく)感に覆われた社会を、ともに微力だけど無力じゃない心意気で変えていこうという熱い思いを感じた選挙戦だった」と振り返った。

「創る、護る、救う」をキャッチコピーに、「温かい中学校完全給食を実現「カジノは地元経済に寄与せず」「脱・飲食店イジメ」「理不尽な水道料金値上げ撤回」「上瀬谷跡地にレスキュー拠点」など、12個の公約に掲げていた。「12の取り組みでありますが、個別具体的でありながら、この日本が、横浜が変わらねばならないということを提示させていただいた。この選挙戦を通じて市民の方々に教えられ、より深まったと思っています。何よりうれしかったのは『立候補してくれてありがとう』という言葉をいただいたのは、今までの選挙の中でも今回が初めて」と感謝もした。【鎌田直秀】