大阪府は9日、政府が緊急事態宣言発令中の21都道府県のうち東京、大阪など19都道府県の期限を12日から30日まで延長の決定を受け、新型コロナウイルス対策本部会議を開いた。同会議では、引き続き、府内で酒類やカラオケ設備を提供する店に休業を要請することを決めた。

会議後、大阪府の吉村洋文知事(46)は「医療提供体制が逼迫(ひっぱく)している。感染の減少が確かなものになれば、少し遅れて医療提供体制の逼迫(ひっぱく)が解消されてくる。ご協力をお願いします」と呼び掛けた。

大阪府の9日の新型コロナウイルスに新規感染者数は1488人。8日連続で前週の同じ曜日の感染発表数を下回っており、減少傾向にあることについて吉村知事は「かなり大きな割合で下がってきている。なぜなのか? 専門家に分析してもらわなければ、なかなか分からない。現状下がってきているので、現状の措置、対策を継続していくのが適切だと思う」と述べた。