国民栄誉賞棋士の井山裕太名人(32)が一力遼天元(24)の挑戦を受けている、囲碁の第46期名人戦挑戦手合7番勝負第6局が20日、静岡県熱海市「あたみ石亭」で打たれた。

19日からの2日制で行われた対局は20日午後6時7分、159手までで黒番(先手)の井山が中押し勝ち。かど番をしのいで、対戦成績を3勝3敗のタイとした。

井山は本因坊戦7番勝負でも2勝3敗のかど番から連勝して防衛&10連覇を果たしている。名人戦でも底力を発揮するか、一力が初の名人に輝くか。注目の最終第7局は11月4、5日、静岡県河津町「今井荘」で打たれる。