将棋の藤井聡太3冠(王位・叡王・棋聖=19)が史上最年少4冠獲得を目指して豊島将之竜王(31)に挑戦する、第34期竜王戦7番勝負第2局が22日、京都市の仁和寺で始まった。藤井が勢いに乗って2連勝するか、豊島がタイに追いつくか。シリーズの流れを左右する重要な一戦となる。先手の豊島は相掛かりの戦型を選択した。

午前10時を回り、両者の控室にはおやつが用意された。藤井は「くま最中」「あんと塩きなこ」「アイスコーヒー」を注文した。しゅまり豆のこしあんに黒糖と一休豆を忍ばせた「くま最中」はクマをかたどった、見た目が愛らしい逸品。えりすぐりの素材を使い、手作りにこだわる和菓子店「御室和菓子 いと達」(京都市右京区)が提供した。

豊島は「フルーツ盛り合わせ」と「ホットティー」を注文した。

対局は持ち時間は各8時間の2日制。1日目は昼食休憩をはさみ、夕方に封じ手をする。2日目は23日午前9時に再開する。