先月31日の衆院選新潟4区で7度目の当選を果たした立憲民主党の菊田真紀子氏(52)が、投開票日当日に夫の訃報に接していたことが、3日までに分かった。

党関係者や菊田氏のSNSなどによると、菊田氏の夫は、くも膜下出血で急逝。死亡は投開票日の先月31日に確認され、菊田氏に伝えられたという。

菊田氏は当初地元で開票状況を見守る予定だったが、夫の訃報を受けて急きょ、同日、東京に戻った。開票の様子は地元で、親族らが見守った。

31日深夜に当確が出た後は、東京に戻った菊田氏本人が電話で会場とつないで、支援者らに当選の礼を述べ、あいさつしたという。会場は当選の喜びとともに、大きな悲しみが広がった。

菊田氏のSNSには「私は最愛の人を失いました。でもきっと何か意味のあることで政治家としてこれから何を守るべきか、夫は身をもって教えてくれたと思います」「今まで以上に一人ひとりすべての命を守るための仕事を全力で行っていきたい」とする、菊田氏のコメントが投稿されている。