第15回朝日杯将棋オープン戦本戦が15日、名古屋市「名古屋国際会議場」で開幕した。午前10時から始まった1回戦は菅井竜也八段(29)が渡辺明名人(棋王・王将=37)、豊島将之九段(31)が梶浦宏孝七段(26)をそれぞれ下した。勝者同士が午後2時15分から激突した準々決勝は菅井が豊島に快勝し、ベスト4一番乗りを果たした。

16日は、2年連続4回目の優勝を目指す地元の藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が同所に登場。午前10時から船江恒平六段(34)と1回戦で激突する。同時に始まる阿久津主税八段(39)対永瀬拓矢王座(29)の勝者と、午後から準々決勝を行う。藤井は初登場初優勝を果たした第11回から4年連続でベスト4。まずは船江戦に全力投球だ。

朝日杯は持ち時間各40分の早指し戦。1次予選、2次予選の勝ち上がり組とシードによる16人で本戦を行う。すべて一発勝負のトーナメントで、優勝賞金750万円。