2022年新春の東京ディズニーリゾート(TDR、千葉・浦安市)は、ミニーマウスが“ジャック”する。1月18日から3月30日の72日間、ディズニーの顔ともいえるミニーマウスが主役となるスペシャルイベント「トータリー・ミニーマウス」が開催される。17日は通常営業ながら1日前倒しでその全ぼうが報道陣に公開された。

東京ディズニーランド(TDL)も東京ディズニーシー(TDS)も鮮やかなレッドに白いドット柄(水玉)のミニーカラーで染まった。TDLでは通常、プリッとした太いフランクフルトソーセージが自慢の「リフレッシュメントコーナー」でミニーを象徴する赤を基調としたフルーツサンドで勝負してきた。もちもちした赤いコッペパンに生クリームと練乳がぜいたくに盛り込まれ、イチゴとオレンジがトッピングされている。甘さも抑えめでペロリと1本完食できてしまう。

ワールドバザールの「センターストリートコーヒーハウス」ではイチゴのモンブランケーキとマカロンがセットになって、アイスフロートのタピオカドリンクも楽しめる。もっさりした栗ではなく、イチゴ味のシャープな切れ味のあるモンブランにはミニーの横顔がチョコレートになって刺さっている。

フードだけではなく、パレードコースを1周する「ミニー&フレンズのグリーティングパレード」でも3月までに開催期間で表情の違うミニーを楽しめちゃう。18日から2月13日までは「陽気なミニーマウス」のテーマで2004年から2018年まで使っていた「ミニー・オー!・ミニー」のテーマ曲に乗って、ミニーが13年からまとっていた深紅のドレスで登場する。2月14日のバレンタインデーから3月1日までは「夢見るミニーマウス」、3月2日から最終30日までは「情熱的なミニーマウス」のテーマで過去の人気衣装でパフォーマンスする。

また、昨年12月中旬から売り切れ状態で何もなかった菓子コーナーでは17日から販売が再開した。「トータリー・ミニーマウス」バージョンのアーモンドチョコレートも棚に並び「あっ、よかった。お土産買えるねぇ」と来園したゲスト(お客さん)も手にとって喜んでいた。【寺沢卓】