共産党の田村智子委員長は14日の定例会見で、党機関紙「しんぶん赤旗」日曜版の記者をXで脅したとして男性が脅迫容疑で書類送検された事件をめぐり、記者の名刺を自身のX投稿に掲載した日本維新の会の藤田文武共同代表の対応を厳しく批判した上で、謝罪と名刺を掲載した投稿の削除をあらためて求めた。

昨年10月、赤旗日曜版が藤田氏側の税金還流疑惑を報じ、藤田氏はその後、取材を申し入れた記者の名刺画像について、携帯電話番号の一部を消すなどしてX上に公開。当時の会見で「(Xに記者の)個人名をさらせば、何らかの危害が加わる可能性がある」と記者に質問されると、「名刺もそうですが、個人名で質問状が来ている。質問状と、それに対する返答にも、政党の部署名と個人名で返信し、『適切にそれが反映されない場合には公開させてもらいます』ということで、それに対し、『公開しないでくれ』という問い合わせもいただいていないので公開させてもらった」などと主張していた。

田村氏は会見で「書類送検された方は、藤田共同代表が、Xに『しんぶん赤旗』の取材を受けたということで記者の名刺をさらしたその投稿を見て、記者に対しての脅迫行為を行ったということだった」とした上で、「藤田共同代表がそのことを何も反省せず、今もその投稿を放置している。本当に与党の代表のやることなんでしょうか。それをいちばん指摘したい」と批判した。

書類送検された男性については「共産党に、赤旗の記者のところに謝罪に来ている。おわびの反省文を書いて、それで自ら出頭し、それがきっかけで書類送検となっている。私たちはそれを受け入れている」とした上で、「その方は、藤田氏の投稿を見てこういう行為をしてしまったと言っている。これは、維新の藤田さん、どうするんですかと。早く投稿を削除し、しんぶん赤旗日曜版に対し謝罪をすべきではないかとあらためて指摘しておきたい」と述べた。

藤田氏は13日の定例会見で、男性の今回の書類送検に関し、自身が記者の名刺画像をXに投稿した行為との因果関係について問われた際「分かりません」とした上で、「どんな理由があっても脅迫や暴力、法を犯す行為はあってはならない。(男性は)粛々と責めを受けるべきだと思う」と述べている。