将棋の史上最年少4冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が渡辺明王将(名人・棋王=37)に挑戦する、第71期ALSOK杯王将戦7番勝負第2局が22、23の両日、大阪府高槻市の温泉旅館「山水館」で行われる。藤井が初の王将奪取、史上最年少5冠に向け、連勝するか。4連覇を狙う渡辺が巻き返すか。両者は21日、対局会場での前日検分後、市内のホテルで前夜祭に出席した。

前夜祭は新型コロナ対策を徹底し、出席人数をしぼって開催された。40人の定員に対して約960人と応募が殺到。約24倍の倍率となった。高槻市文化スポーツ振興課の担当者は「今回、高槻市での王将戦7番勝負は4回目ですが、これほど応募があったことはない。過去最多です。すごい人気です」と驚いた。