将棋界最年少の19歳6カ月で5冠となった藤井聡太新王将(竜王・王位・叡王・棋聖=19)が13日、王将奪取から一夜明けて東京都立川市のホテルで記者会見した。

主な一問一答は以下の通り

-「3冠×4冠」の頂上決戦を制し、一夜明けたいまの感想は

藤井 改めて王将獲得の喜びを感じています。

-王将を獲得し、改めて目指すところは

藤井 いままでと同じように実力を高めていきたい。

-藤井新王将の活躍とともに、いま北京五輪での日本人選手の活躍に沸いています

藤井 あまり観戦はできていませんが、各競技の選手の活躍は刺激になることが多いです。

-藤井新王将の趣味はチェスと聞いています。氷上のチェスと言われるカーリングに興味は

藤井 そうですね(笑い)。う~ん、ぜんぜん詳しくはないんです。機会があれば見てみたい。

-次の重要対局として順位戦B級1組の最終対局が3月9日にある。相手は藤井新王将のデビュー戦の連勝新記録を止めた佐々木勇気七段(27)。順位戦に向けて

藤井 あと1カ月あるので、実力を高め、準備したい。

-家族への報告は

藤井 家族とはメッセージでひと言、やりとりしました。自宅に帰ってから改めて報告したい。

【盤面図】渡辺王将が投了し、藤井5冠が誕生した盤面

-対局会場となった東京・立川市のSORANO HOTEL(ソラノホテル)から遠くに富士山が見えます。藤井新王将の現在地は富士山なら何合目あたりのイメージがある。

藤井 将棋は本当に奥が深いゲームで、どこが山頂なのか、見えない。頂上が見えないという点では、森林限界(高木が生育できず森林を形成できない限界線。5合目あたりか?)の手前あたりで、上のほうには行けていないと思います。

-富士山は好きですか

藤井 そうですね…。新幹線から見える時とかはよく見ています。