参院選(7月10日投開票)が22日公示され、日本維新の会から比例代表で立候補した歌手で俳優の中条きよし氏(76)が、東京・神田の事務所で第一声を行った。

選挙スタッフ、支持者ら約70人に見守られた中条氏は、公示を迎え「今の気持ちとしては、非常にうれしいです。今日から思い切って『中条きよし!中条きよし!』と叫べることがうれしいです。こんなに自分の名前を言ってはいけないというのは初めて。今までは宣伝するだけが取りえでしたけれども」と、冗談を交えつつ語った。

レコードデビューから54年。夢だった歌手として「うそ」などヒット曲に恵まれたが、「後期高齢者と呼ばれる年になって、何か変わったことはあったんだろうかと、このコロナ禍で考えた。何も変わっていないのではないか」と出馬に至った心境を語り、これまで多額の税金を納めてきたことについても「高齢者がゆとりある幸せな生活をするために何かしてくれるんだろうと、税金を納めてきた。子どもから大人まで幅広い世代が安心して生きていける、その足しになるんだろうと思って税金を納めてきた。年をとった分、昔と比べたら悪くなっているのではないか」と現状に危機感を募らせた。

あいさつの中では、高齢者が安心できる生活の実現を訴え「若い方のパワーと年寄りの知恵と経験を合わせ、若い方には『その年でも頑張れるのか、これだけやってくれるのか』と思ってもらいたい。30年、40年、50年後、若い方も安心して負担なく生活出来るように努力していきたい」。また「そのチャンスをください。この年なので怖いものはない。命を懸けますから。日本のために、1つでも2つでも改革できれば」と意気込みを語った。【遠藤尚子】