近鉄大和西大寺駅北口で街頭演説していた自民党の安倍晋三元首相(67)が8日、40代男性に銃撃された事件で、同元首相は首から胸にかけて流血していたことを目撃者が証言した。

50代女性が「すごい出血で、すぐに心臓マッサージを受けていた。首から胸のあたり。危険な状態だということが、すぐに分かりました」と明かした。

駅を背後にする形で街頭演説をしていた安倍元首相は、背後から来た男に至近距離で撃たれたとの情報もある。

現場近くのビルの7階から目撃したという10代女性は「演説の司会をしていた方が、震える声で『誰か救急車を呼んで!』とマイクで叫んでいました。大変なことが起きたと感じた」と話した。

2発の発砲音がしたといい、20代男性は「打ち上げ花火のような大きな音が鳴った後、安倍さんが倒れた。心臓マッサージを受けて、10分くらいで救急車が来たが、みんなが慌てていた」と当時の状況を語った。