自民党の高市早苗政調会長が12日、ツイッターを更新し、この日行われた自民党の安倍晋三元首相の葬儀に参列したことを報告した。喪主の昭恵夫人のあいさつで「最期に手を握り返した」と、夫の安倍氏との別れの様子が明かされたこともつづった。

高市氏は「安倍晋三元総理の御葬儀が終わりました。先週金曜日の事件発生以来、殆ど眠れず、食事も吐いてしまい、両親を亡くした時にも経験しなかった心身衰弱状態でした。今日からは懸命に働かないと、安倍元総理に申し訳ない」と決意をつづった。

続けて「金曜日は九州出張を取り止め、翌朝まで、安倍元総理が搬送された奈良県立医大との連絡役を続けました」と振り返り「昭恵夫人が病院に到着するまで生命維持処置をお願いしたことが正しかったのか否かと苦しみ抜きましたが、御葬儀で昭恵夫人の喪主挨拶を伺い、救われました。元総理が最期に手を握り返したと」と、昭恵夫人の葬儀での言葉を回想した。

高市氏はさらに投稿。「土曜日に東京のご自宅でお迎えした安倍元総理は、微笑んでおられるような優しいお顔で、頬っぺたは柔らかく、何故か冷たくもなく」と安倍氏の姿を思い起こしながら「何よりも御令息に先立たれたお母様の苦しみ、昭恵夫人やご兄弟をはじめ御遺族の皆様の深い悲しみを拝察し、改めてお悔やみ申し上げます」と追悼した。

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