岸田文雄首相は27日夜、BS-TBS「報道1930」に出演し、今年放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」への思い入れを明かした。ドラマの中で描かれた御家人同士の権力闘争を念頭に「私の方が消されないようにしないといけない」と話した。

好きなテレビ番組を問われた首相は、「鎌倉殿-」を挙げて「ほとんど全部見た」と述べた。「(小栗旬が演じた)北条義時は、若いころと年をとった時では、ずいぶん雰囲気が変わった。人間は複雑だなと」と、時代を経た権力者の変化について感想を述べた。

物語について「自分を重ねる部分ももちろんありましたが、違う部分もあった」「権力を握ってどう変わるかは、人にもよると思う」と述べる場面も。ストーリー展開に、自身を重ね合わせながら見ていたことも明かした。

「鎌倉殿-」は、国会議員を含めた永田町の関係者の視聴率が高いことでも知られていた。