後藤真希(37)の弟で、アイドルグループEE JUMP元メンバーの後藤祐樹(36)が、2日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、千葉・八街市議選(8月20日告示、27日投開票)に出馬する意向を明らかにした。

後藤は千鶴夫人と動画に出演し「八街市政にね、挑戦しようと思っています」と宣言。出身は東京・江戸川区だが、4年前に家を購入し、夫婦で八街市に引っ越したと説明した。街灯不足で夜道が暗いことへの不安感や、畑などから土が舞いあがることで発生する「ヤチぼこり」と呼ばれる現象などをあげ、「そういうところって改善できると思う」などと、理由を明かした。

また、市内の公園不足についても言及。「遊具がある公園が圧倒的に少ない。あったとしても、ぶらんこ1個とか。あと広場だけの公園とか。なのに、広場だけの公園なのにもかかわらず、ボール遊びしちゃ駄目とかそういう公園もある」と話し、「公園で遊んでる子どもたちがそもそも圧倒的に少なくない。だからそれこそ、車がビュンビュン通ってる家の前で遊んでみたりとか、そういう子を俺は結構見る」と語った。

後藤が感じる八街市の問題を地元住人と共有すると、「全然何も変わらないという話を聞く」と明かし、「だったらやっぱ若い世代がこの町を盛り上げていかなきゃいけないんじゃないのかなって俺は思う」と語った。

また、歩道の狭さに対する問題意識も明かし「根本的に徐々に徐々に変えていける部分ってたくさんあるはずなのに変わっていっていないという現状をまず俺は疑問視をしてて。でも、変えていけないならいけないなりの理由はそこにもあるはず。でも、それって、普段生活してるだけだとわからないのよ、市民には。だからそういうところも含めて何か変えていけたらいいなって思って、俺は挑戦しようと思っている」と話した。

動画の最後は「新たな挑戦になるけど、頑張っていければいいなと思っています」と意気込みを見せ、「近々詳細の方がどんな形にしろ出ると思いますので、そちらを見ていただけたらと思います」と伝えた。

後藤は02年に芸能界を引退。07年には強盗致傷の罪で実刑となり服役した。近年はYouTuberや格闘家として活動。先月25日の大会「競拳23」では元俳優の高岡蒼佑(41)に判定勝ちしたが、「今回で最後にしようと思ってます」と引退の意向を示していた。

八街市は千葉県北部の中央に位置し、東京まで電車で約1時間。市のサイトによると、落花生の生産量が日本一で、市の面積の半数以上が畑や田とされる。今年3月末の人口は6万7154人で、過去17年にわたって減少傾向にある。