第2次岸田再改造内閣は14日、本格始動した。当選3回、最年少44歳で岸田文雄首相に抜てきされた加藤鮎子こども政策担当相は会見で、自身が2児の母親である点に触れ「子育てに取り組む方々はさまざまな悩みを抱えている。想像力や聞く耳を持ち取り組んでいけると思う」と話した。父が加藤紘一・元自民党幹事長で世襲批判もあるとの指摘には、選挙で得た有権者の付託を重く受け止めるとし「精いっぱい政治家として頑張りたい」と述べた。

一方、留任が確実視された林芳正氏の退任で「内閣改造最大のミステリー」といわれた外相ポストを継いだ上川陽子氏は交代式で、19年ぶりの女性の外相誕生に触れ「女性ならではの視点を外交政策に生かせとのメッセージではないか」。林氏は今後、所属する岸田派の業務に当たる見通し。

今回の内閣改造は派閥均衡で刷新感もなく、支持率の大幅回復につながるとの期待は薄い。それでも首相は、年内の衆院解散・総選挙を探っているとみられ、永田町では「選挙は11月下旬以降かもしれない」(関係者)と、警戒する声も出ている。【中山知子】