プロ野球阪神タイガースが38年ぶりに日本一に輝いたことを受けて、大阪・ミナミの繁華街で道頓堀川に飛び込んだ人数が37人だったことが6日、大阪府警への取材でわかった。

大阪府警は5日午後6時半から6日午前2時15分までの間、繁華街周辺を約1300人態勢で警戒。負傷者は確認しておらず、逮捕者もいないという。

7戦に及ぶ激闘の末に手にした日本シリーズ制覇。5日夜、戎橋一帯ではハイタッチが繰り返され、多くの人が盛り上がりぶりを撮影しようとスマートフォンを掲げた。日本一が決まるとトラの法被を着た若い男性が勢いよく飛び込むと、次々と「日本一ダイブ」を決めた。紺の水着姿の女性も約1メートル下の道頓堀川へ“プチ・ダイブ”した。

警察官らは飛び込む人がないよう欄干に沿って整列。通行規制も実施した。戎橋には「DJポリス」を設置。「道頓堀川へ飛び込むと、命の危険につながります。水温も低くなっています。すぐに救助することができません」と必死に呼びかけていた。