2日に起きた新千歳空港発羽田空港行きの日本航空516便の衝突、炎上事故は、欧米メディアもトップストーリーで報じ、乗員乗客379人全員が無事脱出したことに「信じられない仕事」「奇跡」だと客室乗務員の迅速な避難誘導を称賛した。一方、着陸の際に能登地震の救援に向かう海上保安庁の航空機と衝突し、搭乗していた6人の隊員のうち5人が死亡したことは、「悲劇に次ぐ悲劇」と米CBSニュースは伝えている。
英スカイ・ニュースは、欧米の航空会社より座席を多く設置している日本の航空機において、避難が成功したことは驚きだと報道。「私のキャリアの中で、これほど適切な避難について読んだり、映像を見たりしたことはない。乗務員は素晴らしい仕事をした」と、民間機の元パイロット、ロジャー・ホワイトフィールド氏の話を紹介。一方で同氏は、「私たちは奇跡を目撃しましたが、同時に海上保安庁の乗組員が1人を除いて5人亡くなるという惨事も目のあたりにした」と、悲劇的な事故について語っている。
USニューズ&ワールド・レポートは、炎上する機体からの全員脱出は奇跡だと報道。着陸許可を与えられた516便の機長は、着陸時に海上保安庁の小型航空機が見えなかった可能性が高いと伝えている。
また、インドのニュースメディアNDTVも「ミラクルな避難」と報道。炎上する機体から乗客が荷物を持たずにシューターで機外に脱出する様子を伝え、客室乗務員の避難誘導が奇跡を起こしたと報じ、避難時に手荷物を持ち出そうとする行為の危険性を伝えた。また、同国のオンラインメディアThe Printも、乗員乗客に死者がでなかったことは「驚くべき避難」と伝えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

