4月28日に投開票される衆院東京15区(東京都江東区)の補欠選挙に国民民主党から立候補予定だった、元アナウンサーでタレントの高橋茉莉氏(27)が25日、SNSを更新。「国民民主党から、『立候補を断念しろ』と言われ、涙をのんで引き下がることに致しました。理由は、ラウンジで働いていた過去があるからです」と投稿した。これに対し、玉木雄一郎代表(54)は、高橋氏のXでの投稿をリポストする形で「国民民主党はラウンジ勤めのみを理由に立候補の断念を求めるようなことは決してありません。事実関係を整理の上、週明けに正式に説明いたします」と反論した。

国民民主党の公式サイトによると、高橋氏は立教女学院小から大学まで進学する予定が、父が経営する会社が倒産した影響で退学し、生活保護を受給していた時期もあり、調布市立調布中、都立西高を経て奨学金で慶大文学部を卒業。ミス慶応、ミス日本出場をきっかけに、大学在学中にアナウンサーを始めて3年活動し、アクセンチュアで3年間勤務も、奨学金の返済や両親の面倒を見るのに四苦八苦する一方で、最近の政治とカネの問題に憤りを感じて出馬を決意したとしている。

高橋氏は、Xで「生活保護を経験し、頑張って奨学金で慶應を卒業しましたが、多額の返済が残りました。多額の返済が長期に残らないよう、1日でも早く返したいという気持ちが強く、一時期ラウンジで働きました。それが悪いこととして立候補できないのであれば、『底辺で頑張る女子は一生チャレンジすら許されない』のでしょうか」と訴えた。そして「確定申告を毎年しており、年金など税金は問題ありません。私は本日を持って国民民主党から離れます。『お金に困らない、安心して暮らせる社会を実現したい。』私の志を理解して頂ける政党の方たちと出会い、これからも頑張って行きたいと思います。皆様、今後とも何卒宜しくお願いいたします」と離党を宣言した。

また、インスタグラムでライブ配信も行い、涙ながらに「ご報告と告発をさせていただきました。(中略)現在の状況といたしましては、きっと私のSNSは凍結されると思います。私が意見を発する場がなくなってしまうと思います。なので、今ご覧になっている皆さまは、どうか録画を取って証拠を残してください。(中略)体調不良を理由に辞退しろと言われました」などと訴えた。