藤井聡太名人(竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)への挑戦権を争う、将棋の第82期A級順位戦最終9回戦一斉対局が29日、静岡市「浮月楼」で開催される。その前夜祭が28日、同所で行われた。

9回戦の組み合わせは渡辺明九段(39、4勝4敗)対広瀬章人九段(37、3勝5敗)、菅井竜也八段(31、5勝3敗)対豊島将之九段(33、6勝2敗)、永瀬拓矢九段(31、5勝3敗)対中村太地八段(35、4勝4敗)、斎藤慎太郎八段(30、3勝5敗)対佐々木勇気八段(29、3勝5敗)、稲葉陽八段(35、3勝5敗)対佐藤天彦九段(36、4勝4敗、いずれも上が先手)。

2017年(平29)の名人戦7番勝負で対戦した佐藤(当時名人)と稲葉(同挑戦者)が残留争いというのも時代の流れか。稲葉は今期、常に黒星先行。それでも菅井、永瀬と上位陣から勝ち星を上げている。名人3期保持の佐藤も初戦で斎藤に勝った後、永瀬、中村、渡辺、豊島とタイトル獲得経験者に4連敗した。その後、広瀬と佐々木、菅井に勝って五分に戻している。お互いに厳しい状況で最終局を迎えている。

持ち時間は各6時間。昼食休憩、夕食休憩を挟み、29日夜遅くに決着の見込み。