政党要件を維持できるか崖っぷちの戦いとなっていた社民党から参院選比例代表に立候補して当選した、タレントのラサール石井氏(69)が21日、都内の社民党本部で会見した。

同日午前4時過ぎに当確が出て、午前4時半までかかった当確会見から5時間ほど仮眠を取ったラサール氏は、午前11時から福島瑞穂党首(69)、服部良一幹事長(75)と共に会見場に登場した。

社民党は差別・排外主義と戦う姿勢を打ち出している。「日本人ファースト」を掲げた参政党が躍進する中、ラサール氏は選挙中から「人間にファーストもセカンドもない」と訴えてきた。「選挙活動で人の多いところに行くと、東京の原宿とかだと出会う人の80%が外国人でした。お店の中で働いている人も外国人。『日本人ファースト』と言って『これじゃ、乗っ取られる』と言う人がいるけど、外国人に違和感、異物感なんてない。同じ人間に違いはない。今、働いている外国人の方がいなくなったら大変なことになる。外国人が優遇されたり、土地を買い占めたり、外国人の犯罪が増えているという事実はない」と言い切った。

そして「一番優遇されているのは米軍基地の米兵なのに、なぜ触れないんだろう。性加害の米兵になぜ触れないのか違和感がある。仮想の敵を作って分断して、人が人を憎むシステムを作ろうとしている。それが他の人を殺すという国にしてしまう。人にやられて嫌なことはやらない。もっとシンプルに考えればいい。ちょっとあおられても動じないでいられる。経済的に弱って気持ちが弱ると、自分より弱い者に行ってします。それでいいのでしょか。政権を『いつでも止めさせられるんだぞ』と監視して、分かりやすい言葉で伝えていきたい」と話した。

社民党の役職について聞かれると、福島党首は「それは、これから考えます」。ラサール氏は「5時間くらい前に当選したばっかりですから」と笑った。