購入したサプリメントをめぐり警察の捜査が行われたことを受け、サントリーホールディングス(HD)の会長を1日付で辞任した新浪剛史氏は3日、東京都内で経済同友会代表幹事としての記者会見に臨んだ。新浪氏は、サントリーHD会長職の辞任について「大好きなサントリーに絶対に迷惑をかけてはいけないと思い、辞することにした」と述べた上で「社員のみなさんが、より、サントリーを発展させてくれることを強く祈念している。私が辞することがプラスになると判断した」と語った。
新浪氏は会見冒頭で、今回の流れについて「私のことでお騒がせしまして、申し訳ございません。深く反省しています」と謝罪した上で「法を犯しておらず、潔白であると思う」と断言した。
辞任に至る中でのサントリー側とのやりとりについて「サプリメントを販売する会社にもかかわらず、国内での合法性に疑義を持たれるようなサプリメントを、米国を購入したのは不注意であり、役職にたえないという認識を示された。捜査の結果を待つことなく、代表取締役会長として要職にたえないという判断でしたので協議をすることになったが、私は、法令に触れる行動を取った覚えはない。しかし会社の判断に従い、手続き的なご迷惑をかけないようにして、自ら辞することにした」と述べた。
サントリーHDの鳥井信宏社長と話をしたことや、サントリーで過ごした月日を振り返りながら「いっしょになって現場を回った。アメリカのビーム社をいっしょになってインテグレーションをやり、泣き笑い、アメリカでハイボールを広げるということもいっしょにやった仲間がいる。その仲間のみなさんにご迷惑をかけてはいけないし、お客さまにこのようなことでご迷惑をかけてはいけない」とも口にした。
サントリーHD会長を辞任した立場での経済同友会代表幹事の職務については「経済同友会には、しっかりしたガバナンスの仕組みがある。私自身は潔白と考えているが、透明性高い経済同友会の仕組みに判断を委ねて、当面は活動を自粛し、規定にのっとり、岩井睦雄(筆頭)副代表幹事に代理をお願いする」と述べ、代表幹事の職務の判断について、経済同友会に委ねる構えを示した。

