政治アナリスト伊藤惇夫氏が8日放送のTBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜午後1時55分)に生出演。石破茂首相の辞任に伴う自民党総裁選で、候補の1人とされる高市早苗・前経済安保担当相(64)について解説した。

番組では総裁選の告示が今月22日、投開票が10月4日で最終調整されていると報道。MC石井亮次は「小泉さんと高市さん、この2人を軸に進んでいくのかな」と話し、小泉進次郎農相(44)と高市氏を軸に、「コバホーク」こと小林鷹之・元経済安保担当相(50)林芳正官房長官(64)茂木敏充前幹事長(69)ら候補の顔ぶれを名上げた。

石井から「高市さんは、やる気満々ということでよろしいですか?」と聞かれると、伊藤氏は「そうだと思いますね。いくぶんフライング気味、ぐらい早く、意思表明されてましたから」と肯定した。その上で伊藤氏は「高市さんの場合は、やっぱり知名度の高さというのがひとつ、それから女性初の総理を目指す政治家というのもアピール要因。加えて言うと、いわゆる保守派から支持を受けている」と解説した。

ただ「ということなんですが、マイナス面もあってですね」とも指摘。「例えば前回、高市さんを支持したのが主に旧安倍派の若手の人たちだったですが、総選挙でかなりの数が落選しているんですね。これがひとつの要因であり、もうひとつは、連立を視野に入れた場合、果たして高市さんが自民党の総裁だった場合、連立相手が見つかるんだろうか、という危惧の声が自民党の中から聞こえてきます」と語った。さらに「今回の総裁選というのは、その先を考えての投票行動を取る方が結構いると思いますので、そうなると果たしてどうなのかな」と懸念を示した。

伊藤氏は「例えば参政党と組んだところで、衆議院では参政党3議席しかありませんから、これは連立拡大の意味がないんですよね」と話すと「国民民主党の場合もどちらかというと穏健保守。支持している民間労働組合も穏健保守ですし、維新も高市さんとは距離がありますから、そういう点が高市さんに取っては、マイナス要因かな、という気がします」と結論づけた。

CBC特別論説委員の石塚元章氏も、伊藤氏の意見を補足するように「公明党も、斉藤(鉄夫代表)さんが昨日はっきりと『どっちかといういうと穏健保守、中道の方と組めるのがいい』とおっしゃったというのは、暗に高市さんはちょっと困る、ということだとすると、今の連立相手ですら、ちょっとリスクだと思っている」と加えた。