TBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)出演でも知られるフォトジャーナリスト安田菜津紀さんが4日、自身のインスタグラムを更新。兄が過労の末に亡くなったことに触れながら、同日に選出された自民党の高市早苗新総裁(64)の発言に私見を投げかけた。

安田氏は「『全員に馬車馬のように働いてもらう。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てる』そんな言葉を堂々と吐ける人が、自民党の総裁に選ばれてしまった」と高市氏が総裁選出後に発した言葉を紹介。「過労のすえに死んだ兄を思う。彼が生きられたはずの社会はどんなものだったのだろう」とつづった。

続けて「私たちはチェスの駒ではない。経済を回すための歯車でもない。血の通った人間の話を、これからもっと、していかなければいけないのだと思う」と指摘。「私がとても支えられた言葉を、改めて伝えたいと思う。自殺対策に携わる人が、ポスターに使った言葉。『弱かったのは、個人でなく、社会の支えでした』」と記した。

安田さんは2020年の投稿で、中学生の時に兄を亡くしたことを告白。兄が亡くなる直前、何カ月も休みなしで働いた末の過労死であることを明かしていた。現在はメディアNPOのDialogue for Peopleに所属し、世界各地の貧困や難民問題、日本の被災地などを取材している。

高市氏は決選投票で勝利が決まった後、「わたくしは約束を守ります。全世代総力結集で全員参加で、頑張らなきゃ立て直せませんよ。だって今、人数少ないですし、もう全員に働いていただきます。馬車馬のように働いていただきます。わたくし自身も、ワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いて、まいります。皆さまにもぜひとも日本のために、また自民党を立て直すためにたくさんたくさんそれぞれの専門分野でお仕事をしていただきますよう、心からお願いを申し上げます」などと高らかに語っていた。