藤井聡太竜王(名人、王位、棋王、王将、棋聖=23)が佐々木勇気八段(31)の挑戦を受ける、将棋の第38期竜王戦7番勝負第4局が12日から2日制で京都市「京都競馬場」で行われる。日本中央競馬会(JRA)の競馬場で将棋の公式戦が開催されるのは初めて。
開幕3連勝の藤井がイッキに5連覇と史上3人目の永世竜王資格の獲得するか。佐々木が踏みとどまるか。両者は決戦前日となった11日、京都競馬場を見学後、京都市内で行われた前夜祭に出席した。
前夜祭には25年年間JRAプロモーションキャラクターを務める俳優佐々木蔵之介が登壇した。
天才棋士の過酷な運命を描く公開中の映画「盤上の向日葵」で事件の謎を解く刑事を演じる佐々木は作品を通し「棋士の方々が命を賭して将棋を指す姿に心が打たれた」と振り返った。
「私事ですが、藤井聡太竜王とは1度、お目にかかっている」と話すと、席に座っていた藤井は身体をのけ反らし、驚いた。「六本木のスタジオを出て行くとき、ちょうど収録で入ってこられた。すれ違っただけですけど」とオチをつけて笑わせると、藤井が再び身体をのけ反らせ、会場は笑いに包まれた。

