一力遼名人(棋聖・天元・本因坊=28)への挑戦者を決める名人リーグ入りをかけた、第51期名人戦最終予選決勝、張豊猷九段対桑原樹二段戦が13日、東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われた。対局は桑原が202手までで白(後手)番中押し勝ちし、初の名人リーグを決めた。また、これにより14日付で七段に昇段となった。
囲碁界で2003年(平15)4月に始まった現行の昇段制度で、三段から七段への「飛び級」は、直近で19年8月に本因坊リーグ入りを決めた横塚力をはじめ4人いるが、二段から七段の昇段は初めて。「スピード出世」は実力のある棋士の証(あかし)でもある。
桑原は08年9月7日生まれの17歳。東京都出身。師匠は母であり、00年に女流本因坊を獲得した桑原陽子六段。一昨年初段デビュー。昨年二段に昇段したばかり。棋聖5期、名人2期などタイトル獲得通算23期のベテラン山下敬吾九段(47)がその才能を認めた若手実力者でもある。

