元大阪府知事の橋下徹氏(56)が23日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に生出演。高市早苗首相の高市政権のスタートダッシュを賞賛しながらも、高市氏の台湾有事をめぐる「存立危機事態」答弁に始まった中国との緊張の高まりに収束のめどが立たない状況について「戦略のない発言だった」と非難した。

高市氏は南アフリカでのG20に参加している。日本政府としてはG20会期中に中国李強首相と“立ち話”形式でも接触できるかどうかを探っているが、まだ高市氏はあいさつすらできていない状況。橋下氏は「高市政権、スタートダッシュも良かったし、支持率も高いし、今回も補正予算をみてもですね、いろいろ懸念点はあるのかもしれませんが、今まで財務省のカベと言われていたところを、巧みな政権運営でそれを乗り越えられて、非常に成果を出しつつあるな」と支持率や補正予算について一定の評価をした上で、「僕が唯一懸念していた高市さんの外交安全保障の姿勢、残念ですね」と切り出した。

7日の衆院予算委で飛び出した台湾有事をめぐる「『存立危機事態』のあの発言が中国に対して抑止力になっている、って高市さんの大応援団が言っているんですけれども、本当にそうなんですか、と。抑止力になってあるんであれば、こんなに日本政府は慌てることもないだろう」と語った。

さらに「G20の中で、中国を追いかけ回して写真を撮ろうとするなんて、そんなのが国家戦略でいいんですかね。もともと政府見解で…、国会で政府見解で留めておけば、そんなことする必要なかったので、やっぱり僕はあれは戦略のない発言だったと思います。うまくいっているところも多いので、うまく立て直しをはかってもらいたいですね」と述べた。