将棋の第19回朝日杯本戦トーナメント1回戦、服部慎一郎七段(26)対青嶋未来七段(30)戦が17日午前10時から名古屋市「ポートメッセなごや」で公開対局で始まった。先手後手を決める振り駒の結果、服部が先手、青嶋が後手と決まった。両者は昨年9月の順位戦B級1組で初めて顔を合わせ、服部が勝っている。

その服部は前回の朝日杯ベスト4で予選はシード。2021年に叡王戦の挑戦者決定戦まで勝ち上がったが、出口若武六段に敗れてタイトル戦出場を逃した。同年、若手限定戦の加古川青流戦で初優勝すると、22、24、25年の新人王戦を制している。

対する青嶋はチェスの日本一にもなっている「二刀流」棋士。朝日杯は第15回、第18回と本戦に出場している。今回は1次予選で昨年の棋聖戦挑戦者の杉本和陽六段、齊籐優希四段、石井健太■(■は郎の旧字体)七段に勝つと、2次予選で棋王戦連続挑戦わ決めた増田康宏八段とタイトル獲得経験者の屋敷伸之九段を下し、本戦に勝ち上がった。勢いのある2人の指し回しに注目だ。

同時に同所では同じ1回戦、伊藤匠2冠(叡王・王座=23)対羽生善治九段(55)戦が始まった。お互いの勝者同士が、午後からの準々決勝でぶつかり、ベスト4一番乗りが決まる。

朝日杯は全棋士参加で、1次予選からすべて一発勝負のトーナンメトで行われる。持ち時間各40分、これを使い切ると1手60秒未満での指し手が要求される。