立憲民主党の原口一博衆院議員(66)が20日、都内の衆議院議員会館で行った会見で、同党と公明党による新党「中道改革連合」に参加せず、自ら立ち上げた政治団体「ゆうこく連合」を政党化すると正式に発表した。

原口氏は新党めぐる動きに対し、立民側には「党の自爆であり、有権者に対する裏切りである。やめよ」などと伝えたと明かした。さらに「こんな暴挙に出るなら分党せよ」と迫った理由として「立憲民主党のお金は立憲民主党だけで集めたものではありません。政党助成法で政党交付金が入っています。政党交付金は立憲民主党の得票数と議員数によって割り当てられたもので。間違っても公明党さんの今回できる新党で、有権者が投票してやったものではありません。しかも参議院は残していると。これは政党交付金を使う我々国会議員として、政党として正しい在り方なのか?」と説明。「今、自民党の裏金を厳しく言ってました。しかし、裏金に対して追及する資格も失うんじゃないか」と投げかけた。

立民の安住淳幹事長から148名の衆院議員中、144名が「中道改革連合」に所属すると説明されたという。その上で「結論から言いますと、彼らには従いませんでした」と新党不参加を正式に発表。その上で「『ゆうこく連合』という政党を立ち上げることを決意しました」とした。立民からの合流は、末松義規衆院議員(69)の1人だと明かした。

原口氏は18日、新党に合流せず、次期衆院選に立候補する意向を表明。佐賀県小城市で開かれた立民佐賀県連の会合にオンライン出席し「(合流の)結論を潔し、としない」とコメント。昨年5月に自ら設立した政治団体「ゆうこく連合政治協会」(佐賀市)の政党化を目指すと表明している。

原口氏は新党結成報道から一貫して猛反発の姿勢を表明している。15日の両議員総会は沖縄・石垣島に滞在中しており出席できず、委任を拒否。「こういうやり方をするってね、いわゆる権威主義的な独裁国家のやり方ですよね。断固反対します。断固抗議します。あなたとは2度と一緒にやりません」と投げかけている。19日深夜には立民側に対し、質問状をX上で公開している。

原口氏は1996年衆院選で初当選し、現在10期目。民主党政権で総務相を務めた。