自民党総務会長の有村治子参院議員が3日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。一部で騒動化した「消費税12%」案について、自民党内での検討を否定した。
「消費税12%」をめぐっては、衆院選で東京27区(中野区・杉並区)から出馬している自民党新人の黒崎祐一(黒崎ゆういち)氏が、1日に配信された候補者討論会の動画で「(消費税12%の話が)来てないわけではありません」と発言したことなどから、SNSでトレンドワード入りするなど騒動化した。
有村氏は、「高市総理が進退を掛け、自民党一丸となって全力で衆議院選挙を闘っている中、自民党として、消費税12%を検討しているという事実はありません。当然、公約にも掲げておりません」と記載。連立政権を組む日本維新の会の藤田文武共同代表が、「消費税12%」について、高市早苗首相や連立政権内での議論を否定し、「反対です」とのスタンスを示したポストも引用した。
「消費税12%」は、動画メディアReHacQが1日に配信した討論会で話題となった。自民新人の黒崎氏は、同選挙区に出馬している、中道改革連合前食の長妻昭氏、国民民主党新人の須山卓知(須山たかし)氏と議論(参政党の小笠原愛子氏は欠席)。その中で、須山氏から「どこかの記事で見たんですけれども。その後に消費税を10%から12%に上げるということが、いま政府の中で議論されてるということを見たんですけど、実際にこれどうなんですか?」と質問が出ると、黒崎氏は「(消費税12%の話が)来てないわけではありません」と発言。須山氏は「民意を問うっていうんだったら、初めから(政策案を)出して、『12%にしますよ』ってことまで言って、それを皆さんにお示しするのが一番大事なのかなと、というのが、ちょっと思いました」と疑問視すると、黒崎氏は「公式的にはそういう発言はないはずです。あくまでもマスコミの報道レベルなのか、うわさレベルなのか、認識はしてません」と、直前の発言をやや軌道修正した。ただ須山氏からは「でも、聞いているんですよね?」とツッコミを受けていた。
黒崎氏はその後、Xで事情説明。「自民党内でも政府でも、消費税12%への議論をしている事実は全く無いことを確認しました。自民党の公約にもそのような記載はありません。高市総裁のもと、責任ある積極財政を進めてまいります」と投稿。「昨日のリハック討論会での私の発言について、誤解を招く表現があったことをお詫びします。事実無根の憶測が広がることがないよう、私自身も説明を尽くしていきたいと思います」と謝罪していた。

