先月参院議員を辞職し、病気治療に専念する方針を転換して、5日に衆院選(8日投開票)期間中初の街頭演説を行った、れいわ新選組の山本太郎代表(51)について、同党は同日、6日に関東と関西の計7カ所で街宣を行うことを、党の公式サイトなどで発表した。

各社情勢予測で苦戦が伝えられる中、山本氏は5日夜に、東京・池袋で、今回の選挙戦初の街頭演説を行い、3000人近い聴衆を集めた。

公式サイトによると、山本氏は6日午前8時に埼玉・久喜駅西口で、埼玉13区から立候補する高井崇志幹事長の応援演説で遊説をスタート。8時45分に埼玉・大宮駅を回り、10時30分には東京・錦糸町で東京14区の櫛渕万里共同代表の応援に入る。その後、関西に移動し、午後2時15分には京都駅八条西口、同4時には兵庫・阪急神戸三宮駅で街宣。さらに5時半には大阪入りし、まず京橋駅で演説。最後は6時半に十三駅西口で、大阪5区から出馬し、党の顔として党首討論などに出席している大石晃子共同代表の応援に入る予定となっている。

5日の街頭演説では、山本氏は、高市早苗首相(自民党総裁)の解散総選挙の手法を「1人でも多くの人に審判を仰ごうという選挙で、そんな『コスい』やり方ないでしょ」と憤慨。各社の自民優勢の情勢予測に触れ「自民党に300議席なんて渡すわけにいかない。冗談じゃない。必ず投票に行き、できればれいわに入れてほしい。社会は変えられる。雰囲気だけの選挙に流されないで」などと主張。結党以来の主張、消費税廃止を熱烈アピールし「身体を治し、妖怪だらけの国会に戻り鬼退治をしたい」と、国政復帰への意欲を示していた。

山本氏は先月21日、血液のがんの一種「多発性骨髄腫」の1歩手前と診断されたと公表。代表職にはとどまったが衆院選応援は「完全封印」を宣言していた。

ただ、結党以来、最前線に立ってきた山本氏が初めて不在となる今回の選挙で苦戦が伝えられる中、「緊急参戦」せざるを得ない形となっていた。