中道改革連合の野田佳彦、斉藤鉄夫の両共同代表は9日、党本部で会見し、大惨敗を喫した衆院選の責任を取り、辞任する意向を正式表明した。これに先立ち、安住淳共同幹事長や本庄知史共同政調会長ら落選した党幹部も出席して開かれた執行役員会でも、引責辞任の意向を伝えた。
同党は、公示前勢力の167から49議席へと100議席以上の大激減となった。野田氏は「今回の歴史的大敗の責任を取って辞任したい」と話した。前日の会見では「万死に値する」と自身の責任に言及。この日の会見でリーダーとしての「器」を問われ、「結果を出せないということは、器がダメだということしか言いようがない」と、自分自身にダメだしした。
笠浩史共同国対委員長は役員会後、新代表を選出する代表選を12日告示、13日選出の日程で調整中と明かした。11日に議員総会を開き提案する方針で、新代表候補には立民で代表を務めた泉健太氏や幹事長を務めた小川淳也氏らの名前が上がる。ただ衆院選をめぐっては比例単独で立候補した公明党出身者が名簿上位を占め、公明出身者は28人全員が当選したが、立憲民主党出身者は小選挙区で大苦戦を余儀なくされた上に比例復活の道を事実上断たれ、「公明優遇」には怨嗟(えんさ)の声もあるとされる。11日の総会は、大荒れとなる可能性もある。
また、今も立民と公明に残る参院議員は、衆院選後に中道に合流する方向とされてきたが、衆院選で大物や党幹部、将来のホープらが次々に落選。党勢が急激に弱体化する中、立民の参院議員の中には合流をためらう議員も少なくないとみられている。中道誕生のキーマンとされる安住氏も、宮城4区で議席を失った。前日は取材対応を急きょ取りやめ、この日も記者の問いかけには応じなかった。

