8日に投開票された衆院選で、公示前の167から49議席へと、100議席以上の大激減となった野党第1党の中道改革連合は9日、都内の党本部で緊急の執行役員会を開き、大惨敗を喫した衆院選の責任を取り、辞任する意向を正式表明した。
報道陣に公開された頭撮りでは、役員会で発言する幹部は1人もおらず、党が存亡の危機にひんした現状を象徴するように、沈痛な空気が漂った。
1月16日の新党結成会見には、立憲民主党から馬淵澄夫氏、安住淳氏、野田佳彦代表、公明党からは斉藤鉄夫代表、西田実仁氏が参加。ネット上では「ファイブ爺」と呼ばれ、話題となっていた。
新党会見から23日後の8日開票で一気に減力となってしまった。野田、斉藤の共同代表は引責辞任。共同幹事長の安住淳氏が宮城4区で自民党の森下千里氏に敗れて議席を失い、辞意を表明。奈良1区では馬淵澄夫氏が落選。新党会見の出席メンバーからは参院議員の西田氏だけが残り「ファイブ爺」が解体され「ワン爺」となってしまった。
同党では、安住氏のほか、小沢一郎氏や岡田克也氏、枝野幸男氏、馬淵澄夫氏ら旧民主党時代からの大物たちが軒並み落選したことに加え、本庄知史共同政調会長や代表選にも立候補した吉田晴美氏ら将来の党を担うはずの人材も、多くが議席を失った。
一方で、小選挙区で当選した7人はネット上で「7人の侍」「中道の神セブン」などと呼ばれている。小選挙区での当選は、神谷裕氏(北海道10区)階猛氏(岩手1区)野田佳彦氏(千葉14区)泉健太氏(京都3区)小川淳也氏(香川1区)渡辺創氏(宮崎1区)野間健氏(鹿児島3区)の7人。
執行役員会では、新代表を選出する代表選は12日告示、13日選出の日程で調整中と明らかになった。11日に議員総会を開き提案する方針で、新代表候補には立民で代表を務めた泉健太氏や幹事長を務めた小川淳也氏らの名前が上がる。ただ衆院選をめぐっては比例単独で立候補した公明党出身者が名簿上位を占め、公明出身者は28人全員が当選したが、立憲民主党出身者は小選挙区で大苦戦を余儀なくされた上に比例復活の道を事実上断たれ、「公明優遇」には怨嗟(えんさ)の声もあるとされる。11日の総会は、大荒れとなる可能性もある。

