将棋の第19回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント準決勝、藤井聡太6冠(竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将=23)対佐藤天彦九段(38)戦が11日、大阪府高槻市の「高槻城公園芸術文化劇場」で行われ、藤井が佐藤を下し、決勝へ進出した。

決勝では伊藤匠(たくみ)2冠と対戦し、3年ぶり5度目の優勝を目指す。勝てば、羽生善治九段が持つ朝日杯5度優勝の最多記録に並ぶ。

先手後手を決める振り駒の結果、佐藤が先手に決まった。戦型は相掛かり。双方が飛車先の歩を突き合い、がっぷりと組み合った。相掛かりは駒組みの自由度が高く、手が広いのが特徴だ。

終局後、藤井は「中盤戦は玉が薄い展開が続き、かなり怖い展開だった」と振り返った。終盤に入り、両者が1分将棋に突入。最後は藤井が激しい攻め合いを制した。

同じ時間に同所では伊藤匠2冠(叡王・王座=23)と阿部健治郎七段(36)の準決勝は伊藤が勝ち上がった。

藤井は伊藤との同学年のライバル対決に「しっかりと読みを入れて熱戦にできるようにしたい」と意気込んだ。

【動画】スポットライトの中、藤井聡太vs伊藤匠、対局開始