政治評論家で多摩大学学長の寺島実郎氏が15日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演。衆院選で外交が重要なテーマにならなかったことを嘆いた。

寺島氏は今回の衆院選で自民党が大勝した背景について「どうしてなんだっていうことを国民としてもしっかり考える必要があると思う。まず国会での熟議の議論もなく、国民にとって選択肢のない状況での解散だったということをよく考える必要がある」と訴えた。続けて「争点なきイメージ選挙というか、フィーリング選挙になってしまった。例えば野党が消費税と掲げたら、与党もそれに相乗りする形で争点つぶしってやつでもってなくなちゃった」と落胆した。

一方で「私、一番実は気になるのはね、世界をこの選挙は語らなかった」と外交が重要なテーマにならなかったと指摘。「これほどトランプ2・0で世界が激動している中で、例えば外交安保についても『触らぬトランプにたたりなし』みたいに、じっと沈黙している」とし、13日にドイツで米中外相会談が行われたコトに触れながら「そこではなんのことはない、『米中が連携を強化して密度濃くあれしていきましょうね』なんてなことが言われてるわけです」と両国が協力の強化で合意したことに言及。「日本としてはアメリカと連携して中国と向き合おうと思ってる時に、何のことかってぐらい時代の、大きな世界を見つめていく力に欠けてきている」と私見を述べた。